インターフェースガイド · 日本語翻訳作業のすべてを、
画面の構成(簡略図)。エリアを選ぶと、操作の説明に移動します。 01 プロジェクトのツールバー · 開く / 保存 / 元に戻す / ビュー08 整合性チェック · 比較 / 修正 / 全画面09 キー操作 · アカウント · メッセージ
翻訳作業のすべてを、
使いやすい場所に。
各エリアの使い方をご紹介します。2つのビューは同じファイルを共有するため、コピーを作らずに調べたり修正したりできます。アプリの操作名は、画面と照合できるよう英語で記載しています。
プロジェクトのツールバー
プロジェクト全体と両方の編集ビューに共通する操作です。
- Open package
- Tradosのプロジェクトパッケージ(.sdlppx)または返却パッケージ(.sdlrpx)を選びます。上限は256 MBです。確認と展開はお使いのコンピューター上で行い、元のパッケージは変更しません。
- Choose working folder… / Cancel
- 親フォルダーを選んでアクセスを許可します。Nitroはその中に重複しない名前の作業フォルダーを作り、展開したプロジェクトを開きます。Cancelで閉じます。返却パッケージは独立した作業コピーとして開き、別のプロジェクトには統合しません。
- Create return package
- 元のプロジェクト・タスク情報を含むプロジェクトまたはパッケージを開き、返却する訳文ファイルを選択します。未保存の編集も含め、現在の訳文、状態、コメントと対応する原文ファイルを出力します。翻訳メモリは含みません。Trados本体へのインポート検証はまだ完了していません。
- File checkboxes / Select all / Clear selection
- チェックボックスで返却する訳文ファイルを個別に選択します。Select allですべて選択し、Clear selectionで選択を解除します。少なくとも1ファイルを選ぶ必要があります。
- Create package… / Cancel
- 新しい.sdlrpxファイルの名前と保存先を選び、選択したファイルを出力します。Cancelで閉じます。パッケージの作成は作業ファイルの保存とは別です。未保存の表示も残るため、作業ファイルには別途Save allを使ってください。
- Recent work
- Tradosプロジェクトファイルのタイトルがあればそれを表示し、なければプロジェクトのファイル名、最後にフォルダー名を使います。既存の履歴は再度開いたときにタイトルを取得します。初期画面で最近のプロジェクトを選ぶと、保存済みのファイルを最後に選択したセグメントから再開します。Chromeがフォルダーへのアクセス許可を再度求める場合があります。履歴はこのブラウザー内にアカウント別で保存され、未保存の編集は復元しません。
- Recent path / Set folder path / Remove
- フォルダー名とファイルの完全な相対パスを表示します。Chromeからディスク上の絶対パスは取得できません。Set folder pathでフォルダーのフルパスを任意に入力すると、その後ろにファイルの相対パスを付けて表示します。このラベルはブラウザー内だけに保存され、実際に開くフォルダーは変わりません。空欄にするとフォルダー名の表示に戻ります。Removeは履歴だけを削除し、ファイルは削除しません。
- Help
- 黄色のHelpボタンで、このInterfaceガイドを新しいタブに開きます。編集中の画面はそのまま残ります。
- Open project folder
- デスクトップ版Chromeでローカルのプロジェクトフォルダーを選び、読み書きを許可します。SDLXLIFF、TM、対応する用語ベースを読み込みます。複数のTradosプロジェクトが見つかった場合は、1つを選んでOpenを押します。現在は英語(en-US)の訳文を優先します。フォルダー選択は前回の場所付近から始まります。別のプロジェクトを開くには、別のフォルダーを選択してください。
- Add TMs
- ローカルのSDLTMを追加します。読み込んだすべての翻訳メモリをまとめて検索します。処理はお使いのコンピューター内で行われます。
- Save all
- 両方のビューで変更した翻訳ファイルを保存します。元のファイルは各ファイルの隣にある
Nitro Backupsにバックアップされます。外部での変更を確認してから上書きし、競合があれば該当する編集内容を保持して確認を求めます。 - Undo / Redo
- 共有の編集操作を元に戻す、またはやり直します。一括置換や整合性の修正も、まとめて元に戻せます。履歴はこのブラウザーセッション内で保持されます。保存済みの編集を元に戻した場合は、再度保存してください。
- Second pane / Hide second pane
- 参照ビュー(Reference)を表示・非表示にします。メインビューとファイルや編集内容を共有しますが、位置、フィルター、文字サイズ、TM検索、パネルの高さは個別に設定できます。
- Review consistency
- 画面下部にプロジェクト全体の整合性チェックを開きます。繰り返し現れる原文の訳し分けや、指定した推奨表現の使用状況を確認できます。
- Files stay local
- 翻訳ファイル、TM検索、用語ベースの処理はお使いのコンピューター内にとどまります。サーバーはアプリの配信とアカウント管理を行います。
- Sign out
- ログアウトします。未保存の編集がある場合は、破棄する前に確認します。必要な変更は先に保存してください。
- Users (administrators only)
- アカウント管理を開きます。Approveで申請を承認し、Disableで利用権限とサーバーセッションを無効にします。Closeでエディターに戻ります。
ファイルサイドバー
編集スペースを広く保ちながら、必要なときにファイル一覧を開けます。
- Files tab
- 左端にポインターを合わせるか、タブにフォーカスを移すか、Filesをクリックすると、ファイル一覧が開きます。
- Pin open / Unpin
- サイドバーを固定表示するか、左端のコンパクトなタブに戻します。固定していない場合はEscapeで閉じられます。
- File names
- ファイル名をクリックすると、使用中のビューでそのファイルの最初のセグメントに移動します。ポインターを合わせるとパスを表示します。必要に応じて、そのビューのフィルターを解除します。
セグメントの絞り込みと文字サイズ
MainとReferenceのフィルターは独立しています。テキスト、状態、Bookmarked、Has commentsを組み合わせて絞り込めます。
- Filter segments…
- 入力すると、読み込んだ原文・訳文から該当するセグメントをすぐに絞り込みます。ファイルの内容は変更しません。
- Either / Source / Target
- テキストフィルターの検索対象を、両方(Either)、原文(Source)、訳文(Target)から選びます。
- Status
- すべて、未翻訳、下書き、翻訳済み、またはプロジェクトに含まれるレビュー・承認状態で絞り込みます。編集中に状態が変わっても、その行を離れるまでは表示を維持します。
- Clear filter
- このビューのテキスト、状態、Bookmarked、Has commentsのフィルターをすべて解除します。もう一方のビューには影響しません。
- Bookmarked
- このビューでブックマークしたセグメントだけを表示します。Has comments、テキスト、状態のフィルターと組み合わせられます。フィルターはビューごとに設定できます。
- Has comments
- コメント付きのセグメントを表示します。このセッションで追加したコメントも対象です。Bookmarkedと組み合わせると、ブックマークとコメントの両方がある行を表示します。
- Font size
- 原文と訳文の文字サイズを11~30の範囲で調整します。行の高さは内容に合わせて変わります。
- Row count
- このビューの条件に合うセグメント数を表示します。Filtered rowsを対象とする操作は、画面外の行も含めたすべての該当行に適用されます。
セグメント・状態・タグ
訳文を1回クリックすると、その場で編集できます。対応する原文と訳文の行を一緒に強調表示します。
- Comment count / Comments
- セグメント横のコメント数をクリックするか、セグメントを選択してCommentsを押すとコメントを表示します。記録されている作成者、重要度、日時も確認できます。Tradosの元のコメント範囲は保持します。既存コメントの編集・削除にはまだ対応していません。
- New segment comment / Severity / Add comment
- コメントを入力し、重要度をLow・Medium・Highから選んでAdd commentを押します。コメントは訳文セグメント全体に付けられ、アカウントのメールアドレスを作成者として記録します。すぐに両方のビューに反映されます。Save allでSDLXLIFFに保存するまでは未保存として表示されます。
- Close / protected segments
- Closeで編集画面に戻ります。ロックなどで保護されたセグメントのコメントは閲覧できますが、追加はできません。フィルターバーのHas commentsでコメント付きの行を絞り込めます。
- Segment number + TM pill
- 番号はセグメントを識別します。隣のバッジには、記録されていればTradosの元の一致率を表示します。それがない場合は、ローカルTMの原文類似度の推定値を≈付きで表示します。—は未取得を示します。ポインターを合わせると出所などの詳細を確認できます。類似度は訳文の正しさを保証するものではありません。
- Status icons
- 緑のチェックは翻訳済みまたは承認済み、グレーの鉛筆は訳文が入力されているものの未確定であることを示します。白紙アイコンは訳文未入力、赤い感嘆符は却下された状態です。ポインターを合わせると、Trados上の正確な状態と説明を表示します。セグメントを選択してもアイコンの大きさは変わりません。
- Bookmark
- セグメント横の輪郭だけのブックマークをクリックして登録し、塗りつぶされたブックマークをクリックして解除します。ロック中のセグメントにも登録できます。変更は両ビューに反映され、ローカルの.viewer-flags.jsonサイドカーファイルに即座に保存されます。SDLXLIFFの内容や状態は変更しません。
- Unsaved and locked indicators
- 行全体の淡い黄色と小さな点は未保存の変更を示します。ロックアイコン、薄い文字色、ごく淡いグレーの網掛けはロックされたセグメントを示します。未解決の変更履歴などで保護された行も編集できません。理由はポインターを合わせて確認できます。ロック中でもブックマークは追加できます。
- Source and target text
- 原文は選択してコピーできます。訳文はその場で編集でき、対応するセグメントの状態は下書きに戻ります。タグ付き訳文では、保護されたタグ記号の間にあるテキストを編集します。
- Status menu + Set current
- 翻訳済み・下書き・未翻訳を選び、現在の編集可能なセグメントに適用します。このメニューは状態を変更します。Statusフィルターは表示する行を絞り込むだけです。
- Set filtered rows
- 選んだ状態を、このビューの条件に合う編集可能な全セグメントに適用します。ロック・保護された行は除外されます。共有のUndoで元に戻せます。
- Highlight TM ≥ … %
- 高一致率の強調表示を切り替え、しきい値(初期値90%)を設定します。Tradosの元の一致率と、検索済みのローカルTMの原文類似度を使用します。セグメントの選択によりローカルTM検索が実行されることがあります。
- Tag selection / source tag symbols
- 訳文の語句を選択し、Tag selectionまたは対応する原文のタグをクリックして、適合するタグのペアで囲みます。単独タグは先にカーソル位置を指定します。候補が複数あればChoose a source tagで選ぶか、Cancelで中止します。未対応・競合するタグ構造は保護され、タグ記号自体は書き換えられません。
- Match attention
- 新しい高一致率のTM結果や認識された原文の用語を、一時的に強調表示します。動きを減らす設定にも対応しています。
検索と置換
Find / replaceで操作欄を表示・非表示にします。置換の対象は訳文です。
- Find / Replace with
- 検索する文字列と置換後の表現を入力します。タグは保護され、タグをまたぐ文字列は置換対象になりません。
- Match case
- 大文字と小文字を区別します。オフにすると区別せずに検索します。
- Filtered rows / All files
- このビューで絞り込んだ行、または読み込んだ全ファイルを対象にします。保護されたセグメントは除外されます。
- Next
- 次の編集可能な一致箇所を選択します。末尾まで進んだ場合は先頭に戻ります。
- Replace & next
- 現在の一致箇所を置換し、次へ進みます。有効な箇所が選択されていない場合は、まず検索します。
- Replace all
- 選んだ範囲をすぐに一括置換します。Undoで操作全体を元に戻せます。確認画面は表示されないため、実行前に対象範囲を確認してください。
翻訳メモリ
各ビューに独立したTM参照パネルがあります。読み込んだすべてのメモリをまとめて検索します。
- Background TM scores
- NitroはローカルTMの類似度をバックグラウンドで計算し、ローカルのJSONサイドカーファイルに保存します。原文、TMの内容、照合方法が同じなら、再度開いたときに保存済みのスコアを再利用します。TMの追加や変更があれば再計算します。Tradosの元の一致率は変更せず、Nitroの推定値には≈を付けます。0は候補が照合のしきい値に達しなかったことを示し、類似性が全くないと確認したものではありません。下部のバーに進捗とキャッシュ保存の問題を表示します。詳細はポインターを合わせて確認できます。
- Automatic
- 選択したセグメントと原文が似ている候補を表示します。手動検索後に、自動検索へ戻すこともできます。結果のスコアはNitroによる原文類似度の推定値で、Tradosの元の一致率とは別のものです。
- Search all loaded TMs… + language + Search
- Either・Source・Targetから検索対象を選び、語句を入力してEnterまたはSearchで検索します。一致部分を強調表示します。件数は結果欄に表示され、手動検索では最大300件を表示します。
- Use translation
- 適切なタグなし候補を、選択中の編集可能な訳文に挿入します。状態は下書きになり、Undoで戻せます。この操作では、タグ付き候補やタグ付き訳文は参照専用です。
- Select and copy / quick search
- TM結果は両言語とも選択してコピーできます。エディターの原文・訳文でテキストを選択し、Command(Mac)またはCtrlを押しながらマウスを離すと、対応するTMの言語でその語句を検索します。
- − / + / Hide TM / Show TM
- パネルを低く・高くしたり、内容を非表示・再表示したりできます。境界のハンドルをドラッグしても調整できます。メインと参照の設定は独立しています。
用語ベース
対応するローカル用語ベースで、訳語の参照と原文内の用語認識を行えます。
- Automatic recognition
- セグメントを選ぶと読み込み済みの用語ベースを検索し、原文内の該当語句を強調表示します。結果には登録言語、用語ベース名、収録された注記が表示されます。
- Search open termbases… / Search terms
- 用語を入力し、EnterまたはSearch termsで検索します。一致部分を強調し、手動検索では最大200件を表示します。
- Add termbases
- 対応するローカルのSDLTB、TBX、XML用語ベースを開きます。プロジェクトで有効な用語ベースが選択フォルダー内にあれば自動で読み込みます。見つからない・候補が曖昧・フォルダー外の参照は通知します。このボタンからローカルのコピーを追加できます。
- − / + / Hide TB / Show TB
- 各ビューの用語ベースパネルを個別に拡縮・折りたたみできます。境界のハンドルでも調整できます。
- Term entries
- 用語のテキストを選択してコピーできます。このパネルは参照用で、用語ベース自体の編集・保存は行いません。
整合性チェック
メインの作業位置を保ちながら、プロジェクト全体の表現の違いを確認します。意図的な訳し分けもあるため、変更するかどうかはご自身で判断してください。
- Review groups on the left
- 同じ原文に異なる訳文があるグループ、または推奨表現に関する項目を選びます。件数は読み込み済みのセグメント内の出現回数です。長い一覧はPrevious・Nextでページを切り替えます。
- Contrasting translations
- 頻度順に最大5種類の訳文を先に表示します。件数は出現回数で、最も多い訳文にない語句を強調します。それ以外の訳文も下の出現箇所一覧で確認できます。
- Search review groups… / Refresh
- グループ一覧を絞り込むか、分析を再実行します。パネルを開いている間は編集後にも更新されます。分析はすべてローカルで行われます。
- Preferred wording
- 原語と推奨する訳語を入力し、Use this wordingで登録するかCancelで中止します。空でない訳文にその表現がない箇所を一覧に示します。Remove glossary choiceで確認対象から外します。この指定は現在のプロジェクトセッション中のみ有効で、用語ベースは変更しません。
- Open in Reference
- メインの位置を動かさず、出現箇所を参照ビューで開きます。必要に応じて参照ビューを表示し、フィルターを解除します。全画面レビューは下部パネルに戻り、エディターを表示します。
- Use this translation / Use this wording
- 上部の訳文候補または出現箇所の表現を、置換欄へコピーします。この段階ではセグメントはまだ変更されません。
- Occurrence checkboxes / Apply to selected
- 原文が共通するグループで編集可能な出現箇所を選び、置換欄を確認して適用します。状態は下書きになり、まとめてUndoできます。タグ付き・保護された行はここでは参照専用です。対象が変更済みなら、古い選択内容での適用は拒否されます。
- Show more occurrences
- 選択したグループの出現箇所を、次のまとまりまで追加表示します。
- − / + / Full screen
- レビューの高さを調整するか、アプリのウィンドウ全体に広げます。Return to bottom paneまたはEscapeで、選択中のグループを保ったまま下部パネルに戻します。
- Hide / Consistency review
- パネルを隠して翻訳に戻ります。上部のReview consistencyで再表示できます。パネル内のConsistency reviewはグループ一覧に戻るボタンです。
キーボード・アカウント・メッセージ
移動や復旧に役立つ操作です。
- Command/Ctrl + S
- 変更したすべてのファイルを保存します。
- Command/Ctrl + Z / Shift + Z
- 共有の編集内容を元に戻す・やり直す操作です。
- Command/Ctrl + Enter
- 現在の編集可能なセグメントを翻訳済みにし、保護された行を飛ばして、このビューの次の編集可能なセグメントへ移動します。次のセグメントは縦方向の中央に表示されます。現在の行は、選択による背景色を付けずに緑の枠で示します。
- Command/Ctrl + Shift + H
- フォーカスのあるビューで検索・置換を開きます。
- Tab / Shift + Tab
- 編集可能なテキスト部分の間を移動します。訳文の端では、このビューの次・前のセグメントに移動します。
- Use Google Chrome bar / ×
- Google Chromeでは案内を自動的に非表示にします。他のブラウザーでは×で現在のページセッション中の案内を閉じられます。Nitroは翻訳データをコンピューター上に保つため、デスクトップ版Chromeのフォルダー直接アクセス機能を利用しています。Safariは現在この操作に対応していません。
- Log in / Sign in / Request account
- メールアドレスとパスワードでログイン、または利用申請をします。プレビュー期間の登録には承認が必要です。ログイン済みなら、Log inからエディターが開きます。
- Status bar and error details
- 下部のバーに読み込み・一致・保存・エラーと、セグメント数・変更数を表示します。プロジェクトを開けなかった場合は、Technical detailsを展開できる説明画面を表示し、Closeで閉じられます。新しいプロジェクトを読み込めなければ、前のプロジェクトを保持します。未保存の変更はブラウザーのメモリ内にあるため、ページを更新する前に保存してください。
